※画像は全てエイジング例です。(シルエット美を保ち続けていて美しいですよね。)

7SENSEとしましては丈夫で、末長く使って頂くという部分には非常に強く力を入れております。


だからこそ、力の入ったパーツを制作しても、末長く付き合えると考えております。


アフターケアサービスを受けおっておりますが、

ラウンドジップ長財布、 ラウンドジップ二折財布、コンパクト二折財布と2017年の糸を使った修理は0でした。(2017年11月23日現在)


それは様々な縫い方を卓越した技術と熟練した感覚で駆使しているからでもあり、素晴らしい事だとは思いますが、まずはお客様が大切に使ってくださっているのが一番だと思っております。

お世辞でもなく、パーツのバージョンＵＰや、変更でお財布が届いた時に、お客様の財布を拝見する事がありますが、新品時の何倍も素晴しいエイジングを見せておりその物が欲しくなるような物ばかりです。(ちょうど昨日もそんな感動がありました。)


エイジングという言葉は時に便利な言葉で、革がクタクタになっていたり、変型していたりしてもエイジングと評価する場合がございますが、7SENSE的にはそれはどうなのかなと思う時があります。


7SENSEの製品はしっかりした作り、作り込みと、それなりの厚みを持って制作しておりますが、何年か経った財布が戻ってきて思うのは革の質感、色見はエイジングしていてもシルエット美は素晴らしい状態のままである物しかなく、そこが7SENSEの良さだとも確信しております。

見た目のかっこ良さは勿論大事ですが、それがより素晴らしくなり、末長く形を変えず使える続けられるというのは大変魅力的であり中々ない事であり、御愛顧頂いておりますお客様にも共感して頂けている部分も多いのでは思っております。

元々デザイナーの7〜8年間使っていた愛用していた財布を気分転換で買い換えようと思ったらそのブランドがすでになかったという所から7SENSEの革部門は始動しているのですが、それ以前使用していた財布はそれなりに高額でも1〜2年で壊れてしまう物ばかりだったそうですし、そのお財布に出会う前は、そのぐらいにしか財布を考えてもいなかったそうです。

7SENSEの職人は元は誰もが知る世界的な有名ブランドを手掛けていた超一流の職人である為、そのブランドとの取引を終えても、引っ張りだこで、現在の7SENSEより遥かに高額な価格の複数のブランドやショップを掛け持ちで手掛けておりました。

その為、各ブランドのオーナーが1千万は軽く越えるような高級車で、うちのはまだかと職人の元へ足を運ぶのをよく見ました。

本当に凄い職人なんだなと思いました。

その中に7SENSEという新参物が割って入るのですから、限りなく厳しい状況にあったと思います。

それらのブランドの規模より作る依頼量も当時は少なかったですから。

はじめてお会いして職人の製品の仕事をじっくり見るデザイナーへ、一番最初に掛けた言葉は｢同業者ですか？職人ですか？｣でした。

昔ながらの職人の持つ凛とした姿勢でした。

それは今でも明確に覚えております。

そこからしばらくして職人が7SENSEへ一本化してくれるのですが、他を断ってまで7SENSEの製品を作り続けてくれるのは、一切コストカットをしないデザイナーのポリシーと、お互いの相性が抜群によかった事にあると思います。

デザイナーは一度も一本化してくれと頼んだ事はなかったそうですが、職人が一番作りたい所を選んでくれたんだと思っております。(それについては一切聞いていないそうですが。)

デザイナーもこの人の製品以外の財布は使えない、この人ではなかったら革部門はやっていなかったというぐらい相思相愛にあるので、なるべくしてなった事かと思います。

何より大切に使ってると身近で感じます。

その職人が作る製品に醸し出るあたたかみや、かっこ良さは他では真似る事の出来ない唯一無二です。

勿論、デザイナーの要望は他ブランドよりは深い為、職人は日々制作に追われている毎日ですが、様々なマテリアルの製品を妥協ない最高の革で制作出来、元気に取り組んでくれております。(今でも外資系の大きな会社の、全ての職人の中のトップを担当して欲しいと、社長、部長、デザイナー揃い踏みで熱心に高待遇でのオファーを受けておりましたが、いとも簡単に断っていたそうです。)


7SENSEに他にはない革が多くあるのも、通常では無理な難攻不落な頑固な方々をデザイナーが落とし込んでいくからなのであります。

頑固過ぎて絶対に取引は無理でしょうと思った場所から革が仕入れられたりしておりますが、そんな人達が一番革に詳しく、本当は一番優しかったりします。


最後に大切に末長く財布を愛用したいという方、7SENSEの財布を使った事のない方も是非使ってみて頂けたらと思います。