7SENSEのラウンドジップ長財布ですが、

高さや、マチはシェルコードバンやクロコダイルを使用した物の中では最大クラスのサイズ感になると思います。

現在のサイズがいくつかのラウンドジップ長財布を表に出さず開発段階で作った中で、やはりベストサイズとなっておりおります。熟成されたサイズと仕様という事です。

後5cm〜1cm高さを低くしても、お札が入らない事もないのですが、

その他のサイズ感を作ってみて、お札との距離感が近過ぎて圧迫感を感じる。お札が引っ掛かりそう。通帳が入らないといった問題が生じます。マチを薄くするとすぐにパンパンになりました。(それでも財布としては通常に成立してはいます。)

デザイナーの持論ではないですが、欲しい物が売っているなら買った方が早いという考えがありますが、このサイズ感でシェルコードバンでお財布を作る所は滅多な事ではないでしょうし、クロコダイルやエレファント、その他のエキゾチックレザーでも中々ないのではないでしょうか。

シェルコードバンでお話しますと、高さを5mmでも1cm小さくするだけで、1cmですと、裏面にくる分も合わせて2cmも小さくなる訳ですから、一枚の丸革からもう1つ財布が取れる確率が大きく上がります。おそらくもう1つ多く作れるでしょう。

マチも広く取っておりますが、このマチが無かった少しでも薄かったら、更に別の物が取れたりすると思います。

完全に売る事を1番に考えるなら高さは9.5mmぐらいにする方がいいでしょうね。マチも2mmぐらいに
。
しかし一番使いやすかったサイズ感が10.5cm×19.5cm×2.5cm(もう気持ちあると思います。)となった訳です。

そうなれば1つ多く取れるとかは7SENSE的にはもうしょうがない事となり、妥協して使いたくない財布を作って販売するのも違ってくる訳です。小さくすれば価格が同じだと利益は大きく上がるのですが。そこも大事でしょうが、それ以上に大事な所という事です。

購入頂くお客様からしますと、1つの財布は1つですから、1cm高さが小さいと革代が大きく変わる等は、考え頂かなくて良いのですが、そういった裏話もあるという話でした。

そうお考え頂くとそんな大きめシェルコードバン財布がないのが理解頂けるかと思います。


そしてクロコダイルとなるとまた大きく革代が変わってきますね。


ただサイズ感の数字だけではなく、7SENSEのラウンドジップ長財布は、中身を入れた時のフォルム美は、他にはない美しさとかっこよさがあると思います。