※画像はお客様のエイジング例です。

お財布の内側に使う革を、生地やフェイクレザーではなく、牛革を使っても10分の1以下に抑える事が出来ます。

そうするのならば内側の作り込みをここまでする必要はないでしょうし、職人も別の方でいいでしょう。

内側に特注の栃木ヌメを使用しておりますが、通常の栃木ヌメも日本が誇るレザーだと思いますが、それを大きく凌ぐ特性と魅力があると思います。(常連のお客様からはシェルコードバンより上として支持頂く方も多いです。少なからず内側に使った場合は考える圧倒的に上だと思います。)

ただ仕上げが非常に難しく、更に高価な高級レザーとなります。過去には内側に使う物じゃないと言われましたが、歴史を辿っていきますと、この特注の栃木ヌメは昔にもほとんど同じ製法の物があったようで、戦時中には軍のお偉い様の靴に使われていたそうです。

その使われ方は表も裏も磨き、とんでもないぐらいにつるつる、すべすべになりますので、表革を靴の内側に使ったそうです。

それにより靴の脱ぎ履きが非常にしやすかったそうです。うなづけます。(現代ではここまでの革を靴の内側に使うのはクレイジー過ぎます。)

この財布が内側にくるコンパクト二折等をお使いの方は内側にも表革を使って滑りを良くさせているのはお解りかと思います。(ある程度革が馴染んでからの状態です。)

画像のお客様のパンパンなお財布、こんなパンパンにしたら壊れてしまうと思いますが、このぐらいでしたら全然問題ありません。(このシルエット美も7SENSEならではの特徴です。)

この方、クラッチバッグも表、裏、表、裏と何度もハードにひっくり返しておりますが、びくともしません。(画像より10倍ぐらい素晴らしいエイジングをしていると思います。)

このつるつる、もちもち感を見て、ラウンドジップ二折財布の内側、コンパクト二折の内側の艶々感グランプリみたいな時間がイベント中にありました。

こんなエイジングの財布を見せられたら、帰りにお願いして言った方が1人ではないのも頷けます。(本来商品にないモデルです!!!!!!)


10年、20年と進化していきそうな気がします。

ここにきて更に職人の高い経験値とコストカット、手間のカットをしない作り込みの大切さ、こだわりの強くさをより強く感じます。