シェルコードバンは牛革等に比べて丸革が非常に小さい為、長財布のサイズの高さが9cmなんてところが多いですが、7SENSE的にもそれだと現在の10.5cmより両面で3cmも小さく出来るので、1つ多く作れる確率が非常に高いです。多分出来ます。そうなると、とっても利益率は上がります。(マチが無ければ更に2.5cm以上です。)

8年ぐらい前ですかね、7SENSEが1番最初にお財布を作り出した時に言われた事が、寸法の大きさでした。(職人は数十年の、今でも様々な所からヘッドハンティングの話がある様なキャリアがあります。)

そのサイズだとクロコダイル、エレファント、リザード、スティングレイと他社に比べて大きくコストがかかってしまい、そんなところは無いよと。底で継ぐの？とも言われました。(1つでも多く作れるというのが販売として、とても大事なのも解ります。ポロサスも、クロコダイルも、シェルコードバンも、エレファントもとても高価ですので。)

いやいや、継いだりしません!!!!!

元々長く使っていた財布ブランドが無くなってしまい、使いたい財布が無かったという所が始まりなので、使いたい財布と言うのは今でも変わらず、いや、より強くなっおります。大幅に。(これは作るとなると、販売するとなると大きく下がってしまうのが大半なのだと思います。)

高さが1cm小さい物も、5mm小さい物も、過去にサンプルで作ってはいるんですが、5mm小さいだけでも圧迫感がいきなり強くなり、ストレスにしかなりませんでした。勿論1.5cmも高さが低いところがあるので、お財布としては成立するのですが、販売する、コストを抑えるというところでは、それが99%正解なのかもしれません。しかし自分で使うのも別で販売する物は別とはしたくなかった為、数mmで1つの長財布が作れなくなる事なんて、シェルコードバンでは日常茶飯事ですが、全て自分で使う事を想定されて作られているのも、7SENSEのコンセプトの1つでありますので、そこは考えないようにしました。

ですので1%側の唯一のオリジナルスタイルでこれからも制作して行きたいと思います。

内側は更に革量を使い、パーツも全てワンオフになり、パーツの原価で万以下など1つもありません。。数万円と掛かります。。なので必然と唯一となります。1つの財布が出来るのに、スペシャリストが1つの財布を1から10まで作っているのに、財布が出来るまでに何人ものスペシャリストの力が必要な財布は7SENSEをおいて他にはないでしょう。革を見つけた時点から、ターコイズを見つけた時点から、通常の財布作りの10倍も20倍も無限大に選択肢が広がります。それだけ考える必要があり、それだけ大変になります。それも7SENSE のみの苦悩であり、7SENSEのみやり甲斐です。全ては最高の財布(大切な宝物)の為になのですが、驚かれるほどの時代と逆行した手の込みようです。それにより1つ1つへの思い入れがより強くなっていきます。


※お財布は大きければいいと言う訳でもありませんし、小さければいいと言う訳でもありません。全てのしがらみも捨てて自身で使う現在のベストのサイズが今の7SENSE のラウンドジップ長財布のサイズです。寸法だけではないこだわりが強くあります。